せっかくの機会ですのでアウトプットさせて頂きます。
回復期病院で作業療法士をしております。
6月18日放送のオードリーのオールナイトニッポンの放送で宇宙飛行士の野口聡一さんが出演していたので文字起こしさせて頂きました。
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宇宙から地球へ帰還する様子のオードリーが伺ってからの会話の流れより
野)180日間ゼロGで住んでるから、地上に帰ってくるときに徐々に(Gが)かかってくるわけ。それまでに浮いてた鉛筆が落ちてくるわけですよ。で、うわー大変だなと思って計器パネル見ると0.1Gとかなのね。だからまだまだ全然。
で、そこからこうぐいぐいかかってあの1Gっているのが地上と同じGなんですけども、そのへんなるともう身体が潰される感じ。で、そこからですよね、3G、4G、5Gくらいまで行くのでもうあの息するので手一杯。だから肺が広げられない。
若)地球ついて何日位かかるんですか?慣れるまで?
野)そうですね、医学的には多分あの10日間くらいで、あの例えば普通に外歩いていいとかねやってくれるんですけど、やっぱりなかなかね1ヶ月半くらいは本当の意味では身体は戻ってないのでだから階段とかでフラフラしたりとか、変なところで転んだりするわけ。だから危ないんですよ。だから最初の10日間くらいは自分でもおかしいと思うからちゃんと医師の人が着いてくれたりとか、あの無理にこう急に動かないとかするんだけどさ。
若)あとこう帰ってすぐニコニコ記者会見とかするじゃないですか
野)あれはね顔で笑って心で泣いてるんですよ。
若)重いなー、地球はとか思いながら喋ってるんですね。みんな凄いなと思いながら喋ってるんですね、Gが凄いから。
野)そうそうそう。Gが凄いからね。
若)あとニコニコ口角を上げるのも重いですよね、やっぱり?でも笑ってるのはあんまり関係ないのかなー。
野)いや、頬が下がっている感じって分かりますかね。
若)グッと引っ張られている感じに感じるってことですね。
春)最初の頃は焦んなかったですか?地球戻ってきてそんな重くて。これ、生活できんのか、この先みたいな
野)まあ、あのー先輩の様子を見てて辛そうだなっての見てるので、でも大体10日間くらいで普通に歩きはじめてるから。でもまあやっぱり大変ですよね。
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無重力から重力下となることは本当に大変なことであり、改めて重力の重要性を感じました。BiNIを受講するまで宇宙の話など興味ありませんでした。しかし私たちは普段から何気なく時空間的な環境の中で生活しています。宇宙でトレーンングをしてても帰還時には重力には打ち勝てないようですね。リハビリにおいての抗重力筋や前庭系への刺激が必要不可欠だなと感じました。宇宙医学などもリハビリのヒントになりそうなことが多々ありそうですね。